自分だからできる追究で、
2つの工場を繋ぐ。
自分だからできる追究で、
2つの工場を繋ぐ。
- 2017年
- 4月 / ヤタロー入社。製造の各部署を回り、機械だけに頼らず、手作業でモノを作っている現場を見て、関心を覚える。
- 5月 / 生地仕込部門に配属される。部署には年齢、国籍が違う社員が大勢いて、面白く感じた。
- 8月 / 生地仕込部門の「生地品質安定担当」に任命される。学生時代専攻していた、食品科学の知識を生かしながら商品不良の原因を追究し、品質の改善に繋げた。
- 2018年
- 1月 / 生地を焼く工程に一ヶ月間入り、焼き方を学ぶ。仕込作業の次の工程を知ることで、商品が出来上がる実感を掴めるようになる。
- 4月 / 新工場が開設され、二つの工場を兼務するようになる。新工場と旧工場の環境の違いにより、商品の品質に差が生まれるため、安定した品質を目指そうと現在も研究を続けている。
- 7月 / 仕込部門の夜間責任者に任命される。仕込み、焼成工程から事務作業、指導までを幅広く受け持つ。
学生時代に学んだ知識を生かしながら、科学的な面から生地の品質を向上させることを目標とし、「生地品質安定担当」に任命されました。食品科学の知識を生かしながら、原因を追究しました。結果、原材料の温度を変えることで品質の改善に繋がりました。改善する余地は他にもあるので、引き続き調査を続けていきたいと思います。
▲ 学生時代の研究
生地の品質を向上させるのを目的に、生地を焼く工程に約一ヶ月間、配属されました。焼く工程を体験して、仕込の際に次の工程を考えながら生地を作れるようになりました。生地の品質向上に繋げることができたと同時に、これまで仕込で受けていた指示の内容の意味が分かるようになりました。
新工場には、現存工場にはない新しい機械が導入されたため、生地の質が異なってしまうことがあります。現存工場のシステムを導入し、新工場に合わせてアレンジする所から始めましたが、まだまだ課題はあります。現在も2つの工場の差を無くすために研究を続けています。
2年目にして責任者に任命され、「早い!」と驚きはありましたが「認められた」「任せてもらえた」という嬉しさが勝り、モチベーションがアップしました。
責任者として、自分自身の判断で部門全体を動かせるので、やりがいはありますがその分プレッシャーもあります。現場の従業員との雰囲気作りが、作業を円滑に行うためには必要なことだと思うので、他愛もない会話含め、分からないことは積極的に質問しあえるような関係づくりに務めています。
バウムクーヘンの生地を製造します。原材料の計量~調合まで担います。「別立て法」という手間のかかる製法を採用しているため、大変ですがその分やりがいはあります。
生地を焼く工程のことを「焼成」と言います。機械でバウムクーヘンを焼成し、美味しく焼き上げます。良い焼き上がり方をしたバウムクーヘンには、思わず我が子のように頬ずりしたくなってしまいます。
その日の生産数の記録を取る日報作成や、原材料の棚卸、機械使用前後の点検、備品管理などを行います。加えて、生地の品質安定のために原材料や生地の温度を毎日記録し、そこから改善案を考え定期的に上司に報告しています。パート、アルバイト、中途社員、新卒問わず、作業指導も行っています。
現場作業 | 50% |
品質改善活動 | 20% |
事務作業 | 10% |
作業指導 | 10% |
衛生管理活動 | 10% |
物事を追究するのが好きなので、バウムクーヘンに関する論文を自然と読むようになりました。最近は科学雑誌の特集「火星に都市を作る」という記事を見て、絶対に無理だと思うようなことに真剣に取り組む人たちに勇気づけられました。